診療日誌

2013.06.08

2013/06/08

昨夜は久しぶりに大田先生との食事会で、同業者(医師)の西河潤先生とお話させていただいた。『彼はまだお若いのに、西洋医学以外の色んな分野を勉強されている珍しくバランスのとれた医師だと思います)

やっぱり、うちのクリニックに来られている患者様は一般的な病院とかけ離れた結果になっていることを再確認(良い意味で)。

ものすごくお元気な患者さんの例ですが、正常値32.7以下の甲状腺機能を現すサイログロブリンが700〜1000くらいありながら、普通に生活し、3年以上通院されている甲状腺ガンの方。

CEAという正常値5以下のデータが28000ありながらも、週に2度はスポーツジムに通い、プロレスラーのようなマッチョ体系を維持。サーフィン焼けで、全身日焼け状態の全くガンに見えないガンの方。今月は22000までさがりましたが、それでも通常は考えられない天文学的な?数字です。当院には約半年、通われていますが無症状。

血中アンモニア濃度が800(正常値は86〜90程度)もありながら、どんどん元気になってきた肝臓ガンの患者さま(現在は80程度)。余命宣告までうけておられていましたが、現在は余裕でオーバーして、約3か月前から週に1度、通院されています。

肝臓がんでCA19-9(正常値37以下が)1か月で3208から567になった方。

同じくCA19-9(正常値37以下)が8972.2から2か月で1845.1になった方。

などなど、みなさん西洋医学の常識では考えがたい数字なのですが、普通の生活をしながら通院されている方が当院には他にも何人かおられます。

昨日も西河先生と話していたら、『皆さん全員が学会発表もんですね〜』という話になりました。彼も見たことのないような高い数字の患者さんばかりだったようです。

全員の共通点は、普通に毎日仕事もされて、当たり前の日常生活を送られていること。 寝込んだり、痛みを抱えている方はおられません。

私にとっては当たり前なのですが、人間の体って本当に数字だけではわからない面白いことがたくさん起りますね〜

もちろん、患者さん全員にではないですが、簡単に検査データだけで一喜一憂する必要があるのかな?と、思うような患者さんが、たくさんおられます。

検査結果だけを見て、あきらめないことが大切ですね。

ドクター三浦直樹

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